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木工作業の楽しみ [雑感]

久しぶりに木工作業に取り組みました。


和室の床の間を、多くの物を収納できる場所に改造しました。完成したのは8日でしたが、図面を描き始めたのは6月2日ですから、1週間を要したことになります。


全面を合板で覆うとともに、重量物の出し納れに際しても、異音の出ないように配慮してあります。棚間の間隔60cmのもの2段、50cmのもの1段、30cmのもの2段であり、収納量の多さが妻を喜ばせています。


階段の踊り場の下に作られている物置は、奥行き1間で幅は半間ながら、天井の高さは120cmしかなく、とても使いにくいものでした。物置がこのように変則的な形になったのは、二階への階段の勾配を緩やかなものにしたことにより、階段の踊り場が物置の上まで伸び出したためです。階段で足をすべらしても、転がり落ちる心配は無くなったのですが、物置の使い勝手は悪くなっていました。

 

そこで、大きめのワゴンをふたつ作って、物の出し納れが容易にできるようにしました。幅73cmで長さ73cmのものと、幅73cmで長さ93cmのものです。いずれも3段であり、ゴム製のキャスターがついています。


6月9日に設計を開始したのですが、完成したのは14日になりました。苦労することなく組み立て作業ができたのは、合板などの木材が、図面寸法との誤差0,5mm以内の精度で切られていたからです。切断を依頼したホームセンターの作業者に感謝しています。


新婚時代に下駄箱を作ったことはありますが、本格的に木工作業を始めたのは、定年になってからです。ローボード、食品庫、ワードローブなど5個の収納具、幾つものスピーカーなど、多少は苦労しつつも大いに楽しみながら作ってきました。


収納容器を自作する利点は、設置場所に最適なサイズのものを、自分たちの使い勝手に最も適した形で作れることにあります。そのような家具を特注すれば高価なものになるはずですが、自作すれば、類似の既製品より安あがりにできます。というわけで、多少の苦労があろうと、楽しみつつ木工作業を行うことができます。スピーカーの自作については、これまでに幾度か投稿してきましたように、その製作には家具とは別の楽しみがあります。


80代とはいえ、これからも楽しみながら幾つかの家具を作りたいと思っています。

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