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蝶や蜂やトンボがいない夏・・・・・・・・猛暑が昆虫の世界に異変をもたらした? [雑感]

故郷の出雲に滞在中に暑さが話題になったことがある。私が「去年の猛暑のせいか、毎年のように大量に発生するイラガが、今年はまったく見られない」と言ったら、妹のひとりが言った。「そう言えば、今年はチョウチョもあまり見かけない」


私が住んでいる所は名古屋市の郊外だが、イラガだけでなく、蝶や蜂もあまり見かけなくなった。緑のカーテンを兼ねてゴーヤを植えているのだが、ほとんど蜂を見かけないので、果たして実がなるのかどうか心配していたほどである。現実には、今年のゴーヤは大豊作で、隣家や知人に分けてあげるほどである。数年前の十分の一くらいしか見かけない蜂だが、トマトやゴーヤの受粉を扶けてくれているようである。この時期になると数多く見られるはずのコガネムシやトンボだが、今年はまだほとんど姿を見せない。シャリンバイやモミジの葉に大量に発生するアブラムシも、今年はまだ見かけない。


畑や田で使われる農薬により、昆虫はかなり減ったと思われるが、それでも去年までは多くの虫がみられたのだから、どうやらやはり、今年の異変は昨年の猛暑によるのではなかろうか。そうだとしたら、虫を餌にする鳥たちにも異変が及ぶなど、身近な様々なところに、温暖化の影響が表れていることになる。年末になると毎年のように雀が来て、春になるまで餌を求めるのだが、今年の冬はどうなるのだろうか。例年通りに来てくれるとよいのだが。

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