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八十路にて詠む歌 34 [吾が詠みし歌]

    春過ぎて夏来にけらし半袖の姿いつしか町に増えたり
                                                   
4月20日は小林一茶の句を借り、4月25日は与謝蕪村の句を利用したのですが、今日は万葉集の持統天皇の歌「春すぎて夏来にけらし白妙の衣ほすてふ天の香具山」の本歌取りです。中学や高校時代の私は国語に興味を覚えなかったのですが、そして、さほどに記憶力に優れているわけでもないのですが、こうして古い俳句や歌を利用した歌を詠み、ブログに投稿することになりました。特に意識はしなかったけれども、俳句や短歌に惹かれていたのでしょうか。
                                                   
本ブログに「父の歌集より」なるカテゴリーを設け、父の歌を26回にわたって紹介したことを契機に、いまではカテゴリー「吾が詠みし歌」に「八十路にて詠む歌」を載せております。とはいえ、去年の8月に開始してから8ヶ月の間に34回しか投稿していないのですが。
                                                   
ここまで書いたら歌を追加したくなりました。というわけで、本歌取りにてもう一首詠みました。持統天皇の歌と同様に体言止めにしました。
                                                   
  春過ぎて夏来にけらし白シャツの姿増したり町なかの道


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