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80歳でセンター試験の問題にチャレンジした結果 [雑感]

センター試験や高校入試が終わると、新聞に問題と模範解答が掲載されます。今年のセンター試験が終わったあとで、新聞に掲載された物理と数学の問題にチャレンジしてみました。比較的にやさしそうな問題を選んだのですが、物理も数学も全く手が出ませんでした。階段をかけ上る癖はいまだに消えず、急ぐ必要がなくても早足で歩くなど、若い頃からの習慣が続いている私ですが、試験問題を解く能力は、明らかに低下しています。


「試験問題に対処すべく学んでいる学生ではないのだから、問題が解けないのはむしろ当然だろう」と言われそうですが、10年ほど以前に試したときには解ける問題がありました。学生時代から50年後には解けたのに、60年後には解くことができない。どうやらやはり年齢のせいらしい、と言えそうです。


試験問題を解く能力は衰えたようですが、そのことを惜しむ気持ちはまったくありません。脳力の一部が衰えたにしても、それによって日常の生活に支障はありません。新聞記事や書物を読むと、若い頃より読解力が向上していると思われるし、こうしてブログに記事を書くこともできます。とはいえ、書物などを読む速度は明らかに遅くなっております。視力が低下していることも理由のひとつでしょうが、年齢的な脳力の衰えが原因と言うべきでしょう。


かつて読んだある書物には、「高齢になると記憶力は衰えるが、判断力はむしろ向上する可能性がある」とありました。その著者の体験に基づく見解かも知れず、そして、医学的には未検証のことかも知れないのですが、私はその文章に同意したいと思います。高い知性と判断力を必要とする政治家や評論家の中にも、かなりの高齢者が存在し、活躍している事実があります。


高齢の政治家に対して、しばしば老害なる言葉が浴びられますが、稚拙な言動や失言をなす若い政治家よりも、まともな高齢政治家の存在価値が大だと思えます。安倍首相や麻生副総理に対して、引退した自民党の政治家たちから批判の声があがっています。安倍首相や麻生財務相は若くはないが、独善的で稚拙な言動を繰り返すところは、問題行動を責められる若い政治家並みと言えそうです。


このブログでよくあることですが、きょうも途中で横道に逸れました。安倍政権に対する不満に引き込まれた脇道で、きょうの記事を終えるとします。

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