SSブログ

日本を奴隷制国家のような国にした自民党 [政治および社会]

11月9日のハーバー・ビジネス・オンラインに、「技能実習先から逃亡し、不法滞在をした中国人『もう日本には来たくない』<裁判傍聴記・第1回」なる記事が掲載されている。この記事を読んだ日本人はどんな感想を抱くだろうか。


技能実習生として来日し、技能を習得できるはずだったのに、異常な低賃金で雑用的な仕事でこき使われたために、そこから逃げ出して不法滞在者となり、逮捕された中国人が裁判にかけられたという。技能習得とは関わりの無い雑用にこき使われていたとき、実質的な収入は月に12万円だったという。


ハーバー・ビジネス・オンラインに掲載されているのは、その裁判の傍聴記であり、第1回とされているから、記事はさらに続くわけだが、第1回の記事は次のような文章で終わっている。
 
・・・・・・裁判官が「今後も日本には来たいと思うか」と問うと、「日本にはもう来ません。もう来たくありません」と、李君は答えた。判決は懲役1年の執行猶予3年。李君はこれから強制送還となる。どうか、母国の中国では明るい顔をしていてほしいと願うばかりだ。


日本が受け入れている技能実習生の多くが、祖国に帰ってから役に立つ技能を習得することなく、極端な低賃金でこき使われているようである。彼等は母国に帰国したとき、日本をどのように紹介するのだろうか。日本を奴隷制国家のごとき国にして、日本の尊厳を貶めたのは自民党である。狭量かつ独善的であり、自党と既得権者のための政治をおこなってきた自民党政権。安倍首相は「美しい日本を取り戻す」と言うが、安倍とその仲間たちに「美しい日本」を語る資格があるとは思えない。

nice!(0)  コメント(0)