「人身売買と闘うヒーロー」に選ばれた日本人弁護士 [政治および社会]
きょう9月14日の朝日新聞「ひと」欄は、指宿昭一弁護士を取り上げている。(指宿弁護士は、7月3日の朝日新聞でも、「『人身売買との闘い』指宿弁護士を米表彰」なる記事に取り上げられている。)
その記事は次のように書き始められている。
「弁護士バッジをつけた労働運動活動家」を自任する。27歳で初めて司法試験に挑戦し、44歳で合格した。17回目の受験だった。
指宿氏は、アルバイトで働いていたコンビニで労働組合を結成し、大学を卒業すると中小企業の労働組合運動に入ったという。仲間に背中を押され、活動を続けながら勉強し、弁護士になったとのこと。
記事には次のような文章がある。
外国人技能実習生からの相談が組合に多く寄せられ、弁護士登録直後から関わってきた。それまで見てきた中小企業の現場も劣悪だったが、「はるかに奴隷的な労働だった」。実習生問題に長く取り組み、今年7月、米国務省から「人身売買と闘うヒーロー」に選ばれた。日本人では2人目だ。
記事は次の文章で終わっている。
「制度の矛盾が明らかになった。実習生制度は廃するべきだ」
信念はますます強まっている。
本ブログを読んでくださる方は少なく、蟷螂の斧と呼ばれるかもしれないのだが、外国人技能実習生制度に対する疑問を幾度も訴えてきた(付記参照)。朝日新聞は以前から、繰り返しこの問題を取り上げている。自民党政権のもとでは改善されなかったのだから、政権交代を待つしかないのだろう、日本の品位を傷つけているこの制度の改善には。
付記 外国人技能実習生制度に関わる投稿記事
・リンカーンの出現が待たれる日本(2016.2.3)
・改正入管法は「現代の奴隷制」か?(2018.12.15)
・自民党が犯した罪・・・・・・多数の国民を貧困にしたこと(2018.12.17)
・奴隷制国家になり下がった日本(2019.4.2)
・日本は異常な国であると言わざるを得ない現実(2019.10.26)
・日本を奴隷制国家のような国にした自民党(2019.11.10)
・技能実習生制度のまやかし・・・・・・日本を貶める自民党政治(2021.5.8)
・アメリカ国務省から表彰された日本の弁護士(2021.7.3)
2021-09-14 14:06
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