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骨粗鬆症になる人とならない人 [身体と健康]

テレビの番組で骨粗鬆症なる病気を取り上げていた。私のまわりには見かけないのだが、高齢の女性には多い症状だという。栄養摂取に問題がなくても骨粗鬆症になる人がいるのであれば、主因は体質にあるということになろうが、その体質差には栄養も関わっていないだろうか。


明治時代の日本陸軍では、ビタミンB1不足による心臓発作(衝心脚気)が多発したという。細菌原因説に囚われていた軍医総監の森鴎外が、栄養失調説を受け入れなかったことも、対策が遅れて多くの犠牲者を出した理由のひとつだという。同じ兵営で同じ食事を摂りながらも、健常な者と脚気になる者がいたのだから、医学先進国だったドイツで学んだ森鴎外であっても(最先端の細菌学を学んでいたからかも知れないのだが)、栄養失調に思いが及ばなかったのだろう。ビタミンB1の欠乏によって脚気を発症した人たちは、そうでない人よりも多くのビタミンB1を必要とする体質の人だった、ということである。


ビタミンB1が欠乏すれば、若い人でも衝心脚気を発症するが、骨粗鬆症のほとんどは高齢者に生じる。老化現象のひとつとも言えるが、そうであろうと、ビタミンB1欠乏症の例と同様に、ある種の栄養素、たとえばカルシウムやビタミンD(あるいはその他の栄養素)を、一般的な人より多く摂取すべき体質の人が、骨粗鬆症の発症に至るのではなかろうか。


このブログに「身体と健康」なるカテゴリーを設けて、健康に関わる記事を投稿しているのは、医学については素人であろうと、誰かのために役立つ情報を発信できるかも知れない、と思うからである。調べてみたら、身体と健康カテゴリーにおよそ30回も投稿している。その内のおもな記事を以下に列挙しておく。


青い部分をクリックすれば、その記事を読むことができます。

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