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「最高の人生のつくり方」なる最高の書物 [人生]

平成30年をしめくくる記事として、最近読んだ書物について書くことにした。高橋佳子著「最高の人生のつくり方」である。


その書物の第2章に、「最高の人生」に関わる次のような文章がある。


・・・・・・・・。最高に関するもう一つの誤った考えは、「最高」は他の99の「平凡」から抜きん出ることによって初めて実現できるというものです。周りの99人と比較競争し、それらを上回れば最高------。もしそうならば、100の人生の中から、「最高の人生」はたったひとつしか生まれないことになってしまいます。
 しかし、本当の「最高の人生」とは、100の人生すべてが「最高の人生」になり得るものなのです。100の人生に100通りの「最高の人生」が用意されている。
 それは、どのような人生なのでしょうか。
 私たちは、この世界で、それぞれが果たさなければならない使命を抱いています。その使命は、その人の魂の内に、人生の設計図、青写真として刻まれているものです。
 「最高の人生」とは、誰かと比較して最高なのではない。その人の内なる青写真を具現することによってこそ、「最高の人生」に至ることができるということです。(引用おわり)
          
日々立ち現れる現実への対処を積み重ねつつ、人は人生を構築してゆくわけだが、その人生をその人における最も望ましいものにする方策が、実に分かりやすく説かれている。今の人生の中に眠っている最高の人生をいかにして引き出すか。どんな人にとっても、それは可能である。


2016年12月5日に投稿した「子供の心理と学校での成績・・・・・・注目すべき実験の結果」では、同じ著者による「魂主義という生き方」なる書籍を紹介したのだが、この「最高の人生のつくり方」も、多くの人に読んでもらいたいと願っている。先日訪れた書店には、まだ数冊ほど並んでいた。

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